5 月
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今月の作業紹介

稲の種の準備と播種(はしゅ)
 今月は稲の種の準備と、はしゅ作業についてご紹介いたします。
稲の種は「もみ」です。(業界用語(?)では『たねもみ』といいます。)
これを「苗箱」にまいて、育てて、田植え機に乗せられるように「苗マット」にします。(芝生マットのようなものです)
一般的に扱われるJA(農協)の苗と、当社の苗を比較してみましょう。
一般的な苗 当社の苗
種子消毒バカナエ病を防ぐために行われます。

まず行われるのが種子(もみだね)の消毒です。
こちらでは、消毒液に1日つけるとのことでしたが、ほかに粉末状の薬剤をもみだね全体にまぶす方法もあります。

当社では化学薬剤は使用せず、塩水につけて身のしっかり入った種子をより分ける、「塩水選」と「温湯消毒」(60℃のお湯に5分間つける)を行っております。
結構腰にきます。(笑)
浸水(芽だし)水に浸して出芽させます。一週間もすれば小さな芽(根)が出ます。
播種苗箱に播種します

こちらの農協では1箱に150〜160gのもみだねを播種していました。
もうひとつ見学した農協では170gの播種量でした。
また、播種と同時に「植物成長調整剤」を床土に水といっしょにまいていました。
床土の変わりに「育苗マット」というスポンジ状のマットをひいて田植え時の苗崩れを防いでいるところもあります。

当社の苗は個々人が田植えをされるお客様用の苗と、当社の有機米用に作る苗との2種類作ります。
お客様用には成長過程に失敗が少なく、リーズナブルな化成肥料入りの床土に100gほどのもみだねを播種します。
当社の有機米用には無肥料の床土に有機肥料を混ぜて土を作り、その上に60gほどのもみだねを播種します。
ポット苗は小さなポット(穴)に2〜3粒を播種し、箱苗より疎まきになります。
出芽暖かい温室で小さな芽がでます。
 
30℃の出芽室で3日間おき、出芽させます。機械化されているので一斉に芽が出ます。
ハウスへ移動し並べなおし、急激に光を当てないよう銀色のシートを3日かぶせたあと、硬化苗(下右)へと成長させます。
稚苗で引き取るお客様もいるので、一部は積みかえて3日ほどおき、引取りを待ちます(下左)

ハウスへ並べ、光を少し遮断するシートをひいて芽を出させます。少し芽が出たらシートは外し、緑化させ、成長させます。温度管理は苗を作る上でとても重要な作業になります。ハウスの横を開閉して温度調節をします。
ハウスの温度が暑すぎると苗は高温障害を起こして成長してくれません。
育苗田植え機で植えられるくらいまで大きくします。
  
左は稚苗(3センチ足らず)、右は硬化苗(20日苗)です。稚苗はこのままでは田植え機では植えられないため、各農家で管理、成長させます。
  
成長させ、田植えを待ちます。
当社では硬化苗の田植えを推奨しています。


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