カレンダー 作業カレンダー
トラクター

今月の作業紹介

〜刈取からお膳まで〜
 9月から10月の稲刈りを終えると、春、4月までは農閑期(のうかんき)。
今年の稲作に向けて、土つくりやほ場整備なども大事なお仕事ですが、
それは後日紹介することにして、今回は「
刈り取られたお米が皆様のお口に入るまで」を順を追って説明してまいりましょう。

1.刈取
コンバイン」で刈り取りと同時に「わら」と「もみ」を分ける「脱穀」を行います。大きなコンバインでも、意外と隅の方までかれるので、手で、つまり人が鎌を持って稲刈りをするのは「コンバイン」では刈りにくい、田の入り口や、角です。
昔は「
足踏み脱穀機」や「千羽こき」を使っていた・・・と社会科の教科書にありましたね。めったにお目にかかりませんが、今も蔵にしまってある農家もありますよ。
2.乾燥ともみすり
刈り取った直後、もみは約25%の水分を含んでいます。そのまま貯蔵はできないので、「乾燥機」で約15%まで水分を減らし、「もみすり」をします。ここで「もみがら」と「粗玄米」に分けられ、「粗玄米」はさらに未成熟な「くず米」と成熟した「精玄米」とに分けられて袋つめされます。一袋は30kg(半俵)です。
この状態で、検査官による品質検査を受けます。保管は低温(
15℃以下)がベストです。
3.精米
玄米」(上記の「精玄米」です)から「ぬか層」や「胚芽」を取り除くのが「精米」です。
最近はこれら2つの栄養価が注目されて、「ぬか」を取りきらない「
5分づき米」、「7分づき米」のお米や、「胚芽」をつけたままの「胚芽米」を購入する人も増えています。

一升びんに玄米を入れ、上から木の棒でとんとんと気長についても「
白米」になりますよ。
「玄米」100gは「ぬか」約10gと「白米」約90gになります。
4.洗米と炊飯
芯のないおいしいご飯を炊くには、「白米」にまだ残っているぬかをきれいに洗い流し、また、洗い終わってから米に充分水を吸わせておくことです。
米はぬれただけですぐに吸水しますので、はじめの水洗いは手早く済ませます。夏は
30分、水温の低い冬でも1時間置けば充分吸水します。
「はじめチョロチョロなかパッパ ジュージューいうたら火を引いて 赤子泣くともふたとるな」
おいしいご飯の水分は
約65%、蒸発分を除いてすべてデンプンの糊化に使われました。
5.さあ召し上がれ
炊けたご飯は一度全体をほぐしましょう。余分な水分が抜け、全体が均一になります。
硬さの違うご飯を一度に炊きたいときは、炊飯器の中にナナメに米を入れて炊くと、
炊き上がりのご飯の硬さが違います。
一度お試しあれ。

作業カレンダー 
    の目次へ