7月
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今月の作業紹介

〜「への字」と「V字」〜
稲の栽培技術を勉強し始めると、「への字型」、「V字型」という言葉をよく耳にします。
何が「への字」になるのでしょう?
また、「への字型」、「V字型」になるわけは?
簡単にご説明いたしましょう。

「への字型」と「V字型」ってなに?

早く言ってしまえば、稲の葉の色を数値に置き換えて、成長とともにどう変化するかをグラフ化したとき、
曲線が「への字」・「V字」をかくというもの。
葉色が濃ければ肥料がよく効いていることをあらわし、葉色が薄ければ肥料分が足らないよということで、肥効曲線ともいいます。
下の図で施肥と葉色の関係を見てみましょう。

二山型のへの字型
堆肥だけで自然栽培するとこの形になる。
への字型とV時型の両方の長所を持った形で、コシヒカリなど暖地の早稲品種にはこの形がよいらしい。

完全への字型
暖地の晩生品種(アサヒ・ハツシモなど)に向く。

チベット高原型(水平肥効)
堆肥を入れすぎた田などはこの形。
稲は分けつがすごく、稔実歩合が少ない。米はおいしくないらしい。

V字型 
寒地栽培型。初期に生育を充分に確保するためこの形になる。
高温で稲の分けつが進みすぎ、過繁茂になるため暖地には向かない。

農文協  「ここまで知らなきゃ損する痛快コシヒカリつくり」 井原豊著 より

写真集 井原豊のへの字型イネつくりはこちら

田植から刈り取りまで期間はどの位かかるのか? 

品種によらず、出穂75日前に田植をすると、稲の生育期間が短すぎず、また稲が老化してよたよたにもならず、ちょうどよいそうです。この間に成長して穂を作る準備をするので、栄養もたっぷりほしい時期です。

出穂から刈り取りまではというと、普通、40%〜50%の稈に穂が出た日を出穂期として、稲の花が咲くのがその1〜2日後です。稲の開花は1時間〜2.5時間と短く、その間に受粉し、それから約30日〜40日で登熟(米として実り)、収穫となります。

で、合計約3か月半といったところですね。

品種、気温の影響があるので、何月何日に田植、何月何日に収穫とは言えないが、兼業農家が多いので、たいていは仕事の休みの日に田植、収穫をするのです。

先の曲線とあわせると、
こんな感じ。
当社が田植するコシヒカリで見ると、田植は5月中旬、出穂は8月初め、収穫は9月上旬です。

ということで、「への字型」と「V字型」での違いは、ちょうど7月頃田んぼの色の違いとして顕著にあらわれます。 

当社周辺では稲の品種の違いにより、7月〜8月は田んぼはとてもカラフルになります。

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