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平成16年11月その2 その1 種〜苗
その2 分けつ
今月の作物紹介 〜稲の生態〜(分けつ)
今月は稲の生態についてご紹介いたします。 その2分けつ
稲の葉は、右側と左側に交互に順序よく出ます。
緑の葉が3枚出ると、4枚目の葉が出ると同時に一番下の葉の付け根の節から枝分かれして、新しい茎が出ます。
同時に新しい根も出ます。次も同じように、葉が3枚出るごとに枝分かれし、新しい茎が出ます。
これを分けつといいます。
緑葉が3枚(2.3.4)出ると、次の葉(5)が出るのと同時に一番下の葉の付け根(2)が枝分かれし、新しい茎(5)がでます。(下図) (左下図)最初の茎から出た葉(3)から数えて、3枚目の葉(5)が出ると、次の葉(6)が出ると同時に(3)の付け根の節が枝分かれして、葉(6)がでます。左(5)の次の葉(6)も出ます。(下図) では、問題です。
問題1

「7」の葉はいくつになるでしょう?

ゆっくり考えればわかる初級編。
問題2.

「8」の葉はいくつになるでしょう?

紙とペンを用意して中級編。
答え・・ 「7」の葉は4枚、「8」の葉は6枚です。
下図では最初の茎から出た葉は茶色
2番目に枝分かれした茎から出た葉は、以下オレンジの順です。
緑色(5番目に枝分かれした茎から出た葉は1枚だけですね。
通常、田植えをするときには、2〜3本を一株として植えられます。
ポット苗では1〜2本が一株です。「9」の葉が出る頃には、3本一株の稲は27本にまで増える計算になります。
葉が成長するために必要な温度は決まっていて、1枚の葉が伸びきるためには、毎日の平均気温を加えた合計が、約100℃であることが必要です。
平均気温が25℃の日だと4日間、20℃の日だと5日間で、1枚の葉が伸びきります。
5月、田植えの時期は平均気温が20℃前後
6月〜7月、茎の中で、幼穂(ようすい)ができる頃は平均気温が25℃前後です。
幼穂ができると、イネは葉の成長・分けつを止めます。ほとんどの養分が幼穂の生長に使われるためです。
イネってすご〜い!!
このページにある月日は当社が生産する早生品種の時期に当たります。
地域、品種等により、生長は違いますので、ご自身の地域の気候、生産品種等を考慮して楽しいお米づくりをいたしましょう。
次回もどうぞおたのしみに。
参考図書:       農文協 太田保夫 著 「イネという作物」
農文協 やまもとたかかず 編 「イネの絵本]
あかね書房 守矢登 著 「イネの一生]

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