2月の作業紹介 トラクター
〜元気なお米のために種の選別〜
「塩水選」エンスイセンと「温湯消毒」オントウショウドク   
 良いお米の基本は良い種籾。今月はお米の種の選別、「塩水選」と「温湯消毒」についてご紹介いたします。「塩水選」は塩水で悪い種と良い種を分ける方法で、「温湯消毒」は合格した種をお湯で消毒する作業です。


「塩水選」元気な種籾だけを厳選する
1 種子は滋賀県と富山県から上質のものを購入し、その中からさらに丈夫で良い種だけを選別します
2 種を比重1.17以上の塩水にいれてかきまぜ、浮いたものは処分し、沈んだものだけを使用します

浮いた種籾をザルで丁寧にすくい上げて処分します

処分する浮いた種籾↑(ほんの一部)
通常の比重は1.13で、生卵を浮かべると頭がのぞくくらいですが、比重1.17では生卵は1/3ほど浮きます

ロスは多くなりますが、私達は通常より厳しい比重で、ずっしり元気な種籾だけを厳選して使います
3 浮いた種をとり終えたら、次は比重1.17に合格した、ずっしり元気な種籾を底からすくい上げます
「温湯消毒」化学薬品は一切使わず、お湯で種籾を消毒
1 ←袋詰 ←水あらい
合格した種籾を約4kgづつ網の袋に詰め、水で洗って塩を落とします
2 4kgの袋を両手に2〜3袋づつ持ち、60℃のお湯にジャブジャブと5分くぐらせて、種を消毒します
3 温まった種が目を覚まさないように素早く水につけ、ジャブジャブと冷まします
全部で500ほどある袋を、片手に8〜12kgづつ持ってジャブジャブさせる作業は、腰痛、筋肉痛を伴いますが、ここで気を抜いてしまっては大変。この後肝心なときに発芽が揃わなくなり、バラバラな苗になってしまいます。
「芽だし」種に十分に水と空気を吸わせ、発芽の為の準備期間
1
種が十分に冷めたら袋のまま大きな水槽に入れ、水をはります
2 ポンプで空気を送り込みながら、少し芽が出るまで約1ヶ月間水につけます。種に十分に水と空気を吸わせ、発芽の為の準備期間です

水は地下水で約15℃。無理に温めたりせず、ゆっくりと自然に芽を出させます。


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