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平成16年11月その1 その1 種〜苗
その2 分けつ
今月の作物紹介 〜稲の生態〜(種〜苗)
今月は稲の生態についてご紹介いたします。

まず、種もみ(穂についている一粒一粒)についてのご紹介。

米は、小さい方のもみがらに、大きい方のもみがらがかぶさるようにしてその中に包まれています。そして、芽や根のもとになる「胚」の部分は大きいもみがらの方にあります。
大事に守っているんですね。
稲の種もみには「胚」と「胚乳」があり、胚の中には4枚の葉と1本の根のもとができています。「胚乳」は「胚」を育てる養分であることはご存じの通りです。

浸水により、芽と根は胚乳の養分で成長をはじめ、4枚の葉と1本の根が伸びきる頃には胚乳の養分はちょうどなくなってしまいます。

その後は葉でデンプンを作り、根で養分や水分を吸収し、成長していきます。

気温が10℃以上になるともみがらをやぶって芽が出ます。
上図の状態の頃(芽が出始めた頃)に播種作業をします。
芽が出たら、やがて根もでます。

播種後2日目くらいの図。

最初の葉は白く、2番目からは緑色の葉が出てきます。

根は、まず、1本だけ出ます。

左図は上から、4日ほど経った頃でしょうか。

約20日後、もみがらの養分は全部使われ、4枚の葉が成長します。
根も新しく、4本出て、全部で5本になります。-----→

3枚目の葉から稲のはっぱらしくなりましたね。

この頃、田植えが始まります。
次回はとってもおもしろい、「分けつ(ぶんけつ)」についてご紹介いたします。
どうぞおたのしみに。
参考図書:       農文協 太田保夫 著 「イネという作物」
農文協 やまもとたかかず 編 「イネの絵本]
あかね書房 守矢登 著 「イネの一生]

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